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2009年09月03日
時間旅行で、過去や未来に行く物語は、SFでは定番のひとつであり、私も映画やDVDで楽しんだり本を読んだりします。しかし、科学的にはそれが可能かと言われれば、現在の物理学では、『理論的に不可能ではないが、現実には難しい』となります。そしてもうひとつ、タイムマシンには重大な『欠陥』があるのです。時間旅行をするとき、前提としては、過去や未来の同じ場所にいきます。ところが宇宙全体を考えたとき『同じ場所』を特定するするのは不可能なのです。たとえば、地球は自転と公転をしており、これはある程度、計算できます。時代によるブレもかなり正確にわかってきました。しかし、銀河系のなかで、太陽系は秒速約220kmで時間移動していますし、銀河系そのものも、宇宙のなかで止まっているわけではありません。しかも、宇宙には位置を特定できる『基準点』は設定できないので、時間旅行後に到達したい『場所』を指定するのは、絶対無理なのです。たとえ1時間分移動しただけでも、そのタイムマシンは、宇宙空間のどこか知らないところに出現するだけでしょう。ちなみに、何らかの工夫をして、地球の外には飛び出さないようにし、緯度や経度、高度で、移動後の場所を指定したとしても、マントルの上に乗っている地表は、常に変化していますし、建物などは、数十年単位で建て替えられているのですから、少なくても未来に行くのはかなり危険ですね。 (はるかなる宇宙の旅からの抜粋)